システム吊り棚足場とは

吊り棚足場とは、吊りチェーン、吊り桁(おやご)、根太(ころばし)、足場板、安全ネット等で構成された足場の事で一般に橋桁の新設工事、補修工事、塗装及び点検足場として多く使用されています。

一般的な吊り棚足場は桁の吊りピースにチェーン等を吊材として、単管を井形状に組んで吊り下げて、その上に足場板をかけ渡す形式をいいます。

従来の吊り棚足場は熟練工による高所作業での組立、解体、盛替えによる危険作業や手間、材料が多い(単管、クランプ、番線、足場板等)という問題点と落下物防止用の安全ネットを張る等、手間と労力、によってコストアップが懸念されてきました。

また、最近では重大災害の再発防止、省力化、作業効率化、コスト低減等が発注元から推奨され対象物となる構造物に安全・安心して近づけ更には構造物の品質確保が守られる足場を目指す為に、吊り桁、根太、足場板等がプレハブ化されたシステム吊り棚足場が開発されました。タイプとしてパネル式(ネオベスパ / SPIDERパネル)やユニット式(VMAX)があります。

システム吊り棚足場のメリットは従来よりも隙間のない足場空間を容易に構成することができることや、システム化することにより安全が目視で確認できるなど、安全性(安心・安全)や作業性(作業効率・コスト低減)、そして美観を両立させることが可能となります。

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システム吊り棚足場協会 事務局