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建設業界における新型コロナの影響

建設業界における新型コロナの影響

仕事や私生活に大きな影響を与えた新型コロナですが、建設業界においては以下のような影響があったようです。

  • 公共交通の中断
  • 工事の中止・工期の延期
  • 打ち合わせや会議の中止・延期
  • 資材の納期遅延
  • 工事の白紙化
  • 受注数の減少
  • 従業員・作業員の不足

建設業界でもさまざまな影響を受けている一方、工事は発注者から請負契約で業務をおこなうため、建設業者側の判断で工事を中断することはありません。
新型コロナに感染するリスクがある環境で工事を進める場合、自社でコロナ対策を講じる必要があります。3密を避ける取り組みを受けて、建設業界ではテレワークの導入やICTを活用する動きが活発化しています。

建設業界もテレワーク化が進む

コロナ禍で導入が加速したテレワークは、建設業界にも浸透しつつあります。ただし、工事の作業はテレワーク化が不可能のため、事務作業がある施工管理職や計画設計の業務に限られている現状です。テレワーク化した業務では、施工管理における図面や工程表のペーパーレス化とクラウド共有、コミュニケーションツールによるビデオ会議、写真管理や勤怠管理のツールの活用などが挙げられます。

建設業のICT化「i-construction」とは?

テレワーク化は事務作業に限られる一方、建設業界のICT化により工事の作業においても変わろうとしております。国土交通省が進める建設業のICT化を目指す「i-construction」は、建設業の生産性向上を目的にICT技術を活用するという取り組みのことです。
i-constructionでは、土木・コンクリート工・施工時期の平準化という3つの柱を掲げ従来の工事量を少ない人数と日程で実施することを目指しており、我々足場業界も創意工夫とICT技術を活用して安全・安心、作業効率化していく事が求められています。
たとえば、ドローンを使った空中写真測量、3次元データによる施工・施工管理、建設機械の自動運転化、施工時期の平準化による繁忙期・閑散期の減少など、生産性向上に向けた取り組みがなされている様に、夢のようですが、将来機械式足場の自動運転化はリモート形式で遠隔操作が出来る時代は夢ではない様な気がします。
危険な労働から解放される期待が高まっている中できつい・汚い・危険という3Kのイメージが根付いていた足場業界も、i-constructionが加速する頃には過去のイメージとなるかもしれません。

10年後の未来は当たり前!今後、普及するかもしれないAI見張り最新機器足場組立

解体作業に当たっては、必ず見張り員を配置するように安衛法で決められています。
見張り員の配置場所によっては、不安全行動姿勢を見逃す恐れがあり、人間の見張りにも限界があります。誰でも出来るという訳にはいきません。又、現場監督でも気づかない人もいるでしょう。
墜落、転落事故が起きてからではもう遅く、そこで注目したのがAI見張りロボです。これ迄、熟練工が高度な技術、技量の安全・安心作業姿勢の大量のデーターを蓄積する事が重要です。自分が組立・解体している時の作業姿勢は自分の姿を鏡に映り出さない限り分かりません。
AI見張りロボによって早く正確に忠告してくれますので、集中して作業が出来ます。また、安全・安心の基準が一律なのもAI見張りロボの大きなメリットです。

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