SSAマガジン

【インタビュー】林工業株式会社 様 現場

施工方法の試行を行い、よりよい組み方を検討

全国各地のシステム吊り棚足場協会員様を訪問し、インタビューをさせていただく「日本全国SSAインタビュー」。今回はシステム吊り棚足場協会の会長を務める林工業株式会社の代表取締役 石田 英司様(以下  石田社長)、安全副部長 松村 伸夫様(以下  松村副部長)へ インタビューを行わせていただきました。また、フクムラ仮設 株式会社の水嶋様、田上様、佐藤様 と共に機材センターを見学させていただきました。

 

――まず今回の現場周辺の特徴を教えてください。
松村副部長:

高所作業車やオーバーハング車がつかえない現場だったので、通常のVMAX架設方法では施工ができませんでした。そこで橋軸直角方向に組立ができないかと思い、メーカー推奨の送り出し専用治具を活用して自社機材センターで試行を行いました。職人さんも集めて試行して、1番安全だと思われる方法で元請さんにOKをもらって、実際に施工を行いました。

試行資料

 

――首都高の現場ということもあり、いろいろ厳しい規定が定められていると伺いましたが…

松村副部長:

首都高の現場だから丁寧にやっているということはないです。どの現場も同じように安全に配慮し、ルールを守って施工しています。首都高はなにか事故があるたびにルールが増えてしまいますが、橋梁メーカーが作っているルールは何年も更新していない会社もあります。その違いはあります。最近だと、一般社団法人日本橋梁建築協会の会員の現場では定点監視カメラを設置するよう呼びかけられています。今回の現場でもカメラを設置しています。

 

――カメラを設置することが当たり前になり、事故の減少に繋がればいいですね…!
――この現場では鋼製足場板を使用されていますが、以前からよく使用されているのでしょうか?

松村副部長:

以前足場を組んでから3年経った現場のベニヤ板や杉板に穴が開いたことがありました。この1件を経て関東全体で木材足場は危ないぞという感覚があるので、基本はVMAXでも鋼製足場板を使用するようにしています。元請さんからどうしても木材を使ってほしいとの指示があれば木材も使いますが、基本は隙間埋めに使うくらいですね。

 

――地域によって使う資材にも特徴がありますね。

実際の現場写真

機材センターを案内している石田社長(写真右から2番目)と、フクムラ仮設の皆さま

 

インタビューにご協力いただいた林工業株式会社 石田社長 松村副部長 ありがとうございました!

 

(インタビュー記事 : 椿 美里)

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