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【インタビュー】林工業株式会社 現場

今回はメーカー会員の株式会社タカミヤが開発したVMAXの新しい送り出し工法(TEN-MAX)を初めて現場に導入すると聞き、林工業株式会社様の代表取締役 石田 英司様(以下、石田社長)、メンテ事業本部 主任 日置 英明様(以下、日置主任)、職人Kさん、職人Uさん、職人Fさんからお話を伺ってきました。

今回の記事は

  1. 現場の職人さんへ!組み立て直後インタビュー
  2. 石田社長(当協会 会長)が語る、”安全な作業環境を提供する責任”
  3. 実際の組み立ての様子を動画でチラ見せ

以上の3本立てでお送りいたします。

 

現場の職人さんへ!組み立て直後インタビュー

——本日はVMAXの新しい送り出し工法(TEN-MAX)を使用して、実際に吊り足場を組み立てている様子を見学させていただきました。
——実際に使ってみて、安全面についてどのように感じられましたか?

職人Uさん :

組み立てやすさは感じました。 でも1つ1つの部材が重かったです。
また、 「吊り金具」のおやごに吊り付ける部分が固くて外しづらかったので、そこを改善してもらいたいですね。
おやごを預けておく「オヤゴ仮置台」ですが、コンパクトな部材である分、落下の危険性も高まるので、
どこかしらに落下防止装置を付けてもらえると安心できると思いました。付け外しの時が、特に気になりました。

職人Fさん :

材料が重かったかなと自分も感じました。組み立ての手順に関しては、特に迷うことなく進められました。

 

——これまでに使用したVMAX送り出し治具と比べていかがでしょうか?

日置主任:

今日、新しい送り出し工法で組み立てたり解体したりしているのを見て、これまでのものから改良して安全第一で作ってもらっていると感じました。
自分が見た感じは戸惑っているように見受けられる箇所もありましたが、より安全に組み立てられるようにつくったからだろうなと思いました。今後更なる改良を期待したいですね。

TEN-MAXは部材が一つ一つ小さいし構成部材数も少なくなってるので、全体の手間は省けてると思います。

職人Fさん:

前に使った送り出し治具(VOD)と比べて吊り金具が少し重く感じましたが、VODの送り出し工法よりスムーズに送り出しできたなと思います。

インタビューの様子

——これまでの送り出し工法と、新送り出し工法は「別物」と考えてそれぞれ適した機会に使用するのか、「改良版」と考えるか、皆さんはどう思われますか?

職人Kさん:

私は、以前使った送り出し工法(VOD)とはまったく別ものだと思いました。安全性がすごく高くなっていると思います。
ただ実用性を考えた時にまだ改良できる点はあるんじゃないかなと感じました。
やはり安全な分、組み立ての工程に”手間”が多くなってしまうのが1番のデメリットだと思います。

新しい送り出し工法の説明中

 

 

石田社長(当協会 会長)が語る、”安全な作業環境を提供する責任”

システム吊り棚足場協会 10月の定例会後におこなったVMAX分科会では、林工業株式会社 代表取締役 当協会 会長 石田英司様から今回のTEN-MAX現場導入にあたり、総評をいただきました。

石田会長:

安全に送り出せる施工方法を採用することを、当たり前にしたいです。私達はそういう考えにならないといけないと思う。

今後も新しい送り出し治具はどんどん出てくると思いますが、それらは作業員の命を守るための治具です。
施工スピードや手順の多さは気になるかもしれませんが、より安全に施工できるものを採用すべきだと私は考えます。
一気に1,800mmピッチを送り出せることに大きな意味を感じています。

システム吊り棚足場協会の会員の皆様にはなるべくTEN-MAXを採用していただいて、使っていただきたいし、当社でも使っていきたいです。
やっとここまで時代が進んできたのかなと思っています。

 

 

 

実際の組み立ての様子を動画でチョット見せ

動画はこちらから

 

 

インタビューにご協力いただいた、林工業株式会社 石田社長 日置主任 職人の皆さま ありがとうございました!

(インタビュー記事:椿 美里)

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